Istanbul Kebab(リスボン)
https://gyazo.com/a9f3fde8cfb0166468c3ee233d8118d0
■概要
※現在存在するか不明なお店です。
■訪問日
・2015年2月17日
■訪問記
予約をしていたホテルで「オーバーブッキングしちゃいました。近くのアパートの屋根裏を“はなれ”にしているので、そこでいいですか?ファミリー向けで広いですよ?」と言われ、ヨーロッパのアパートで数日暮らせることに興味をもって二つ返事でOKをし、部屋まで案内をしてもらいました。その途中「Istanbul Kebab」というお店を見つけ、荷物をアパートにおいてすぐに向かった次第です。
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値段はポルトガルの一般的な外食の半分ほどで、試しにトルコ語で「Merhaba(メルハバ:こんにちは)」と言ってみると、店員さんも含めて誰も反応せず、気を取り直して注文することにしました。
当時はドネルケバブをそこまで食べ慣れていないということも相まって、回っているお肉が何のお肉かがわからず、とりあえず注文をしてみると、日本では見慣れたピタパンにお肉と野菜を詰め込んでいきます。途中「スパイシーでいいか」と聞かれたので「いいよ」と答えると、何かをピタパンに塗っていました。最後に甘辛いソースをかけて渡されました。
https://gyazo.com/c29a4ec0059a41e5e218dfee0d56d3bf
アパートにこのままの状態で慎重に持ち帰りつつ、中身を見ると「スパイシーでいいか」と聞かれたときに塗られたのは、マスタードのようなものだと気付きました。唐辛子系を想像していたので意表を突かれました。調べてみるとポルトガルではマスタードをつけることは普通のようです。
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食べようとすると、300mlのペットボトルに匹敵するほどの大きさであることに気が付きました。日本のピタパンよりも一回り大きいです。そして実際に食べてみて、あるいは目が効くようになったいま写真を見返しても、何の肉なのかがわかりません。食べてみた味としては、スパムを蒸して薄切りにしたような食感と風味で、何かをミンチにしているのは確実なのですが、ビーフやラムにしては色が薄いなと思った次第です。
この後も主要な駅の周辺でケバブ店を見かけましたが、旅の予定からもう一軒行くことはかなわず、結局お肉は謎のままです。しかしながら、トルコではソースがないのにポルトガルではかけられること、日本と同じピタパンであること、マスタードをつけることというのは、ドネルケバブの楽しみ方の大きな違いで取り上げた、国ごとの違いというのを深く感じさせるもので、このドネルケバブの出会いをきっかけに大きな違いを意識するようになったという点では、意義のある一食でした。